非実在少女日記

毎日元気いっぱいで自己陶酔が大好きな人間の日記です

お弁当

今日も日記を書こうと思うんだけど毎回これは今日の日記ではないなと思う。

純粋にその日のうちに書くか~って気分にならないからなんだけどそうすると今日の日記が昨日の日記になるから不思議だ。体感でいえばまだ”今日”だなと思っているからまあいいか。

じゃあ今日は何を書こうかなと思っても、普通に学校に行って最悪だ~……って思いながら1日授業を受けてスマホいじって帰ってきただけでわざわざ書くこともないことばっかりだ。強いて学校でよかったことがあるとすれば今日のお弁当にタコさんウインナーが入っていたことくらいだと思う。ウインナーもすきだけどちょっとの手間がかかってるタコさんウインナーを見ると嬉しくなるし、多分10年後とかもタコさんウインナーっていいよなって言っている気がする。それくらいタコさんウインナーが好きだ。

あ~、今日はお弁当の話にしよう。

しばが住んでいるのは埼玉県だから今でこそお弁当は毎日の物だけど、高校に入るまでは遠足だとか学校行事でしかなかったので作ってもらえるのが特別感があってうれしかった。母は毎回「何が食べたい?」と聞いて好きなものを何でも入れてくれた。特に母が作るだし巻き卵が大好きで、お弁当のとき以外あまり食べる機会が無かったからお弁当に詰めない分も朝ごはんのおかずに貰って食べてた。あとは野菜嫌いのしばになんとか野菜を食べさせようとほうれん草の炒め物を肉団子の下に隠して入れていたり、大好きなトマトを毎回いれてくれたり、1年で数回のお弁当のために色々工夫をしてくれていたんだなと思う。タコさんウインナーがアニメみたいに赤いウインナーだった時は特にテンションが上がった。

今は毎日お弁当を作ってもらって食べているけど、高校1年生の時だけ自分で1年間作ってた時期がある。朝5時に起きて学校に遅刻しないようにおにぎりを作って卵を焼いてしばのお弁当用の冷凍食品を数個詰めて……みたいな簡単なものだったけど毎朝毎朝作らないと行けなくて正直だるかった。でもしばは常にお金が無いので買うわけにもいかずお弁当箱にリンゴを真っ二つにしたものを入れただけのものとか豆腐1丁を入れただけのものを、「これはお弁当」と言い聞かせて持って行っていた時期もあった。栄養士を目指している今の自分としてはあまりにも雑すぎるお弁当に馬鹿だなって思うし、多分毎朝見ていた母も同じことを思ってたんじゃないかなって思う。

ここまで書いて気付いてしまったのだけど、もしかするとしばはお弁当箱を学校に忘れてきた可能性がある。しばが寝ている間に母がお弁当箱を抜き取っておいてくれたことに賭けるしかなくなってしまった。ごめんね、母。

 

おしまい。